2016年12月10日事業用ヘリコプターライセンス取得 大塚さん男性(29歳)

Q.合格した今の気持ちはいかがですか

A.やっと終わったという気持ちと、終わってしまったという気持ちが混ざった何とも言えない気持ちです。 ああすれば良かったな、もっとこう考えればよかったなという後悔も多いですが、事業用操縦士という一つの目標を達成出来たことを嬉しく思い、今後の糧にしていきたいと思います。

 

Q.何がきっかけでパイロットになろうと思いましたか

A.幼い頃からヘリコプターや飛行機に対する憧れがありましたが、私は宮城県出身で、震災を経験しました。 救援のため、復興のために活躍する航空機、特にヘリコプターの活動を多く目にし、自分もそれに関わる仕事が絶対にしたいと思いました。

 

Q.実際にヘリコプターに乗ってみた楽しさは何だと思いますか

A.とにかく、他の乗り物ではできない事の多さだと思います。 空を飛べるということも、もちろんですが、狭いスペースで移動、方向変換、ゆっくりとした動き、素早い動き、たくさんあげられます。 それを自分の意志で行うことができるのですから、楽しいです。

 

Q.訓練の思い出に残るエピソードをいくつか教えて下さい

A.①「楽しめ」という教官の言葉です。

訓練が進んでいく中で、数え切れないほど、上手にいかない事、思い通りにいかなくて悩むことがありました。 また、自分が進歩しているのかも判らなくなってしまい、苦しくなることもありました。 そのような時こそ楽しむ事が大事、自分もできるようになって見せるんだという心意気で日々訓練に挑む。 気持ちをプラスにすることが成長につながるということを、訓練中多く実感しました。

②時間に追われることが多くありました。

今日やった事を明日の訓練に生かすために、どのように時間を使うべきなのか。 よくわからずに、常に慌てたような生活になってしまうこともありました。 教官からもそれが分かったようで、そのような時にこそ、パイロットとしてどう成長していくのか。 たくさんのアドバイスを頂けました。一生の財産になります。

③訓練科目が数多くあり、自分にはできないのではないかと感じてしまうこともありました。 ですが、そのようなものこそ、達成できた時の充実感は素晴らしかったです。 絶対にできるようになる、努力を惜しんではダメということを数多く経験できました。

 

Q.この学校を人に勧められますか(その理由を教えて下さい)

A.①技術を教わるのはもちろんですが、経験豊富な教官方から得られるアドバイスは他に変えられません。 どうしようもないように感じられた時、そんな時に心強く、的確なアドバイスを頂ける教官ばかりです。

②事務の方に至るまで、資格取得に向けて労を惜しまず、支援してくださいました。

③日本のヘリコプターの最前線の一つといえる、東京ヘリポートで訓練することができることは、必ずモチベーションになります。 自分の目標とするものが見えるということは、困難なものに挑戦する際、大切になると思います。